LECのVマジック攻略講座で、司法書士試験の勉強を続けています。
テキストはもちろん、「Vマジックシリーズ」。この分厚くもよくできた本を相棒に、毎日コツコツ進めてきました。
最初の科目である「民法」では、調子も良かったんです。
テキストを読んで、動画を見て、問題を解いて、その上で自分だけの「復習ノート」を作る。
この流れがすっかり板について、ノートもかなり完成度が高くて。
まるで自分専用の「Vマジック・コンパクト版」みたいな仕上がりに、ちょっとした誇りすら感じていました。
だからこそ、講師の森山先生が副読本として紹介していた「ケータイ司法書士」にも、正直そこまで興味はありませんでした。
「あれは必要な人が使えばいいや」と思っていたんです。
自分には自分のやり方がある、と。
🌀不動産登記法の壁
ところが、民法が終わって「不動産登記法」に入ったあたりから、空気が変わりました。
最初のうちは「よし、いつも通りにやろう」と思っていたのですが……
いざ講義を進めていくと、頭が真っ白。
特に「仮登記」に入った瞬間、もう完全にお手上げ。
「あれ、これ去年やったっけ?」というくらい、全然記憶がない。
いや、冷静に思い返すと、去年の自分は不動産登記法をほとんど勉強してなかったんです。
それを今年になって一からやり直しているわけだから、知らなくて当然なんですが、それでもショックでした。
そして、さらに悪循環。
わからないまま復習ノートを作ろうとしても、どこをどうまとめていいかわからない。
テキストを読んでも「なぜこうなるのか」が理解できない。
問題を解いても、解けない。
「これはセレクト問題としてノートに残そう」と思っても、それ自体が理解不能。
結果、自分の復習ノートが「不安ノート」みたいになっていくんです。
「見返すたびに焦る」「思い出せない」「理解してない」──。
それでもノートを作る習慣だけは崩したくなくて、苦しいまま続けていました。
📖ケータイ司法書士との再会
そんなある日、本屋でふと手に取ったのが、あの「ケータイ司法書士 不動産登記法」でした。
ページをめくると、まず左ページにびっしりと整理されたまとめ。
右ページには、それを確認するための一問一答。
しかも赤字を赤シートで隠せる仕様。
……そう、かつての受験時代に使っていた、あの懐かしい感覚です。
試しに数ページ読んでみると、「あ、これいいかも」と思いました。
難しすぎず、でも「何となくわかってる気になっていた部分」がきっちり整理されてる。
それでいて、左ページの解説がコンパクトだから、全体像も見やすい。
復習ノートを作るときに、「このページをベースにまとめよう」と思えるくらい、完成度が高い。
正直、もっと早く出会っておけばよかったなと。
🌿久しぶりに感じた「安心感」
翌日、早速買って勉強をスタート。
まず左ページをじっくり読み、赤シートで隠して声に出して覚える。
右ページの問題を解いて、「あ、ちゃんとつながってる!」という感覚を確認。
驚くほどスムーズに進むんです。
不動産登記法の世界が、少しずつ霧の中から浮かび上がってくるようで。
その瞬間、「ああ、勉強ってやっぱり“理解できる”ことが一番の安心なんだな」と実感しました。
Vマジックのテキストは構造的で深く、司法書士試験の本質を掘り下げるのに最適。
でも、「ケータイ司法書士」はその橋渡しをしてくれる。
両方をうまく使えば、きっと勉強の質が上がる。
実際、昨日と今日だけで、講義の内容がすっと頭に入りました。
「抵当権設定」「仮登記」「登記識別情報」など、今まで曖昧だった部分も整理され、問題も怖くなくなる。
この小さな成功体験が、心の安定につながっているのを感じます。
📓ノートを作る意味をもう一度
僕はずっと「自分でまとめること」に価値を置いてきました。
確かにそれは間違っていないと思います。
自分の頭で考え、自分の言葉で書くことで、理解は定着します。
でも、「土台となる整理」ができていないと、その作業自体が苦痛になることもある。
今回、「ケータイ司法書士」に出会って、それを思い知らされました。
「土台は借りてもいい。そこから上に、自分の城を積み上げればいい。」
そう思うと、すごく気が楽になったんです。
🌸勉強は、焦らず積み重ねていくもの
不動産登記法は、まだまだ道半ば。
講義も残り数回あります。
それでも、今ようやく“地に足がついた”ような気持ちで進めています。
司法書士試験はマラソンのようなもの。
途中で靴が合わなくなったら、履き替えたっていい。
道具を変えても、目標が変わるわけじゃない。
「ケータイ司法書士」を手にした今、僕の勉強も少しずつ、また前に進み始めています。
✨今日のひとこと
勉強道具は、“自分を支えてくれる仲間”のようなもの。
合うものを選び、時には乗り換えながら、自分のベストを探していこう。
もし今、勉強がうまくいかずにモヤモヤしている人がいたら、
「やり方を少し変える勇気」を持ってみてください。
僕もそうして、また一歩前に進めました🌿


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