わからなくても、とにかく出す。答練という名のOJT勉強法!

ブログ

気づけば、Vマジック攻略講座の民法が終わり、不動産登記法が始まっていた。
最初は「まだ商業登記なんて頭から抜けてるし、不動産登記法だって忘れてるのに、記述の答練なんて到底ムリだろう」と思っていた。
でも、始まってしまった以上、もう逃げられない。


■ 「わからないなりに考える」って、こんなに辛いのか

第1回目の答練。
商業登記の問題を前に、完全に頭が真っ白になった。
何をどう書いていいのかわからない。
インプット講座もまだ不動産登記法に入ったばかりで、商業登記なんてゼロの状態。
それでも、「わからないなりに考える」ことを自分に課した。
この“考える”というのが、想像以上にキツい。

書いては止まり、考えては消して、また書く。
時間ばかりが過ぎていく。
途中で「これ、もう出せないんじゃないか…」と心が折れかけたけど、
「いや、まずは提出してみよう」と、気持ちを奮い立たせて答案を封筒に入れた。
半ばギブアップ状態の答案だったけど、
白紙では出さなかった」という事実だけで、少し自分を褒めた。


■ 答練は“試験のOJT”だ

そして今日。
明日は第2回目の答練の締め切り日。
焦りを感じながら、昨日から第1回答練の復習を始めた。
専用にA4サイズのノートを用意して、間違えた箇所や、出題箇所に対応する雛形をメモしていく。
この「答練ノート」、最初は雲をつかむような作業だったけど、
だんだん“どの雛形がどの論点に対応しているか”が見えてくる。

「試験に出たところだけ、ピンポイントで押さえる」——
このやり方が、今の自分にはちょうどよかった。
広く完璧にやろうとして挫折するより、
出たところだけ確実に拾う”というOJT的勉強スタイルの方が、ずっと現実的だ。


■ 商業登記のインプットがまだでも、答練で“予習”になる

昨日と今日で、なんとか商業登記の復習まで終えた。
1日半かかったけど、終えた瞬間に不思議な達成感があった。
「とりあえずやり切った!」という小さな達成感。
こういう積み重ねが、きっとあとで大きな力になる。

商業登記のインプット講座は、まだこれから始まる予定だ。
でも、記述の答練を先にやっておくことで、
自然と「何がわからないのか」「どの雛形を使うのか」が見えてくる。
つまり、答練が“予習”にもなっている

勉強って不思議なもので、
「わからない」状態から手を動かし始めた瞬間に、
“必要な知識”が自分の中に引き寄せられていく感じがある。
これは、去年の自分にはなかった感覚だ。


■ 去年の「白紙答案の山」を越えて

昨年の自分は、結局1つも答練を提出できなかった。
真っ白な答案用紙を前に、「どうせできない」と諦めてしまった。
その“白紙の山”を見たときのあの虚しさは、今でも覚えている。

だからこそ、今年は絶対に違う結果にしたい。
「出す」ことに意味がある。
完璧じゃなくていい。
わからなくても、まずは書いて出す。
復習ノートで自分の弱点を見つけて、次に活かす。
その繰り返しで、気づいたら“できる自分”になっていると信じたい。


■ 答練が「道場」なら、毎週の郵送は「修行」

答練の締め切りが毎週あるのは、本当にありがたい。
強制的に“勉強のリズム”を作ってくれる。
答案を郵送で送る作業すら、今では一種の儀式みたいになっている。

封筒に答案を入れてポストに投函する瞬間、
「よし、今週も自分の課題を提出した!」という気持ちになる。
これが思った以上に気持ちいい。

たとえ結果が悪くても、
提出したという“行動の証”が自信になる。
受験勉強って、結果だけじゃなくて、
継続して出し続けること」にも大きな意味があるんだと思う。


■ 明日は第2回答練、そして3回目の不動産登記法へ

そうこうしているうちに、今日3回目の不動産登記法の配信日。
少しだけ講義を見て、
明日の午前中には第2回の答練をやる予定だ。
できれば、雛形を少し確認してから臨みたい。

「またギリギリだなぁ」と思いつつ、
この緊張感の中で動いている自分が、どこか懐かしい。
学生の頃のテスト前みたいな感覚。
きっとこういう“追い込まれ力”も、司法書士試験には必要なんだろう。


■ 「悪あがき」こそ、努力の証

人によっては「そんな無理な勉強しても意味ない」と言うかもしれない。
でも、今の自分にできるのは、この“悪あがき”だけだ。
そしてその悪あがきが、少しずつ前に進む力になっている。

今年は“挑戦する年”。
完璧じゃなくていい。
理解できなくても、立ち止まらない。
「答練を出す」ことを習慣にする。

その繰り返しの中で、去年とは違う自分を作っていきたい。


■ 最後に

勉強って、本当に地味だ。
誰も見てないし、拍手もない。
でも、ポストに投函した封筒の中に、
「今日までの自分の努力」が詰まっている。

その小さな封筒が、未来の合格通知につながるかもしれない。
そう信じて、明日もまた机に向かう。


「白紙じゃない自分」を積み重ねる。
それが、今の僕のモットーだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました