僕だけの「Vマジック講義準拠問題集」をつくる楽しみ

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司法書士試験の勉強をしていると、毎日の学習の中に「小さな発見」や「ちょっとした工夫」が生まれることがあります。今日は、僕が最近ハマっている“勉強ノートのリメイク”について、少し長めに語ってみようと思います。


Vマジック攻略講座と、講義準拠問題集

LECの「Vマジック攻略講座」。これは中上級者向けにギュッと凝縮されたテキストと、それに準拠した問題集がセットになったものです。僕も来年の試験に向けて、この講座を軸に勉強しています。

テキストは洗練されていて、とにかく効率がいい。だけど、シンプルであるがゆえに、ときどき「えっ、ここって過去問で超重要なのに、載ってないの?」という場面が出てきます。Vマジックは速習性や演習重視だから仕方ないのですが、受験生としては「ここは押さえておきたい!」と欲が出てしまうんです。


救世主は「ブレークスルーテキスト」

そんな時に僕が頼るのが、同じくLECから出ている「ブレークスルーテキスト」。司法書士受験生なら一度は耳にしたことがある“超有名テキスト”です。

ただし、このブレークスルーは初級者向け。といっても、実際は「無茶苦茶詳しい、全部盛り」の辞書みたいなテキストです。判例や学説の解説も丁寧すぎるほど丁寧。独学でイチから読み込もうとしたら、相当ハードルが高いし、情報量に圧倒されると思います。

僕自身、正直に言えば「こんなの読み切れるか…」と思って手を出すのをためらっていた時期もありました。でも市販されているので、結局「辞書的に使えればいいや」と思って購入。これが大正解でした。


「辞書的に使う」贅沢なスタイル

Vマジックを使って勉強しているときに「あれ?判例の詳しい説明が欲しいな」と思ったら、そこでブレークスルーを開く。必要な部分だけを確認して、すぐ閉じる。まさに辞書のように。

すると、ただ暗記するだけだった知識が、一気に「背景を伴った理解」に変わるんです。テキストを往復しながら、「あぁ、この論点はこういう判例があって、だからVマジックではこう整理してるのか」と腑に落ちる。学習の立体感がぐっと増すんですよね。


ついにやってしまった「切り貼り」

ところが、僕の欲は止まりませんでした。ある時、「講義準拠問題集にどうしても判例解説が欲しい」と思ってしまったんです。問題の横にメモを取るだけじゃ物足りない。どうしても、ブレークスルーの分厚い解説を丸ごと持ってきたかった。

そこで考えた末にやったのが――

カラーコピー → ハサミでチョキチョキ → 問題集の空きスペースにペタッ!

最初は「いやいや、やりすぎだろ」と思ったのですが、実際に貼ってみると、これが楽しい。まるで自分だけの“豪華版”問題集ができあがったような気分になるんです。


贅沢なノート作りの喜び

切り貼りしたページをめくると、そこには講義準拠問題集のシンプルな問題と、ブレークスルーの濃厚な解説が同居している。効率と丁寧さが、ひとつのノートで融合しているんです。

自分で手を動かして作ったこともあって、愛着がわきます。単なるコピー&ペーストではなく、問題集の空いたスペースに合わせてトリミングしたり、配置を工夫したり。ちょっとした工作のような感覚。

勉強というと「忍耐」とか「努力」というイメージが強いですが、こうして楽しみながらやる工夫も、大事なんじゃないかなと思います。


「僕だけの教材」を持つということ

このリメイク問題集を使っていると、不思議と「自分専用」という意識が高まります。市販のテキストも、もちろん優れた教材。でも自分でアレンジした瞬間、それはもう「僕だけの教材」になる。

そうすると、自然と勉強のモチベーションが上がるんですよね。「今日はあのページを使おう」と思うとワクワクするし、解説を読み返すと「あ、ここを貼り付けたのはあの日だったな」と思い出す。勉強の記憶そのものが、ノートに刻み込まれていくような感覚です。


まとめ ― 学習を「楽しむ」姿勢

司法書士試験は、範囲が広く、長丁場。真面目に机に向かっていると、どうしても苦しくなる瞬間がやってきます。だからこそ、僕はあえて“遊び心”を取り入れるようにしています。

Vマジックで効率よく回しつつ、必要に応じてブレークスルーで深掘り。そして自分の手でノートをリメイクして、世界に一冊だけの問題集を作る。

それは、単なる勉強の工夫以上に、「試験勉強の時間を楽しむ」という、自分なりの答えのような気がします。

今日もまた、ハサミとノリを机に置きながら、Vマジックとブレークスルーを往復する。そんなちょっと贅沢で、ちょっと楽しい勉強の時間を積み重ねていきたいと思います。


👉 受験勉強をしている皆さんも、自分だけの“ちょっとした楽しみ”を見つけてみませんか?

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