譲渡担保のところで、合格ゾーンの過去問肢を見ていて、すごく紛らわしいけれど重要な、同時履行だったりそうでなかったりする問題があることを発見。
同時履行とならないのは令和3年第15問イの問題。
所有する動産に譲渡担保権を設定した債務者は、非担保債権の弁済と引換えに譲渡担保権の目的物を返還することを請求することができる。
正解は「誤」。債務弁済が先履行で、その後に譲渡担保の目的物の返還となる。
「同時履行の関係にある」と言ってくれればいいものの、「引換えに」と微妙にいうから、先履行とも取れそうで、実にややこしい。
きっと「引換え」とくると、「同時履行」なんでしょうね。
じゃあ、いつでも同時履行じゃないんかと思ったら、しっかり同時履行の話もすごく似たケースである。
平成27年第15問ウの問題。
不動産を目的とする譲渡担保権の・・・清算金請求権と・・・譲渡担保の目的不動産の引渡し請求権とは同時履行の関係に立ち、・・・。
ということで、これは同時履行で「正」となる。
ブレークスルーでは、「比較しよう」ということで明確にこの2つを比較している。
さすがはブレークスルー。
と言っても、合格ゾーンの過去問「肢」集の方がポケットサイズで、合格ゾーンの分厚い過去問集よりお手軽だから、このポケットサイズさえ使っていれば、ブレークスルーと合格ゾーンテキストの間くらいは埋めることができそう。
だんだん使い方がわかってきた!
コメント