バイトの日、勉強を休む勇気と明日の過ごし方

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今日は朝から晩までアルバイト。司法書士試験の勉強はお休みだ。
「休む」と言っても、心のどこかでは勉強のことが気になってしまうのが受験生の性分だろう。机に向かえないことへの焦り、時間を使い切れないことへの不安。だが同時に、バイトの予定がある日は「勉強しなくてもいい」と割り切れることで、精神的には少し楽になる。

昨日は、ついに「Vマジック攻略講座」の第1回目の配信が始まった。いわゆるXデイ。受験勉強の新しいスタートラインに立ったような高揚感がある。
そして明後日には第2回目の配信が待っている。つまり、明日は丸一日フリー。久しぶりに「どっぷり司法書士モード」に入れる貴重な一日だ。さて、どう過ごすか。


候補1:ブレークスルーに手を出す誘惑

最初に思い浮かんだのは「ブレークスルー」に手をつけることだ。
司法書士試験の勉強において、この「ブレークスルー」という教材は“必要にして十分な情報”が詰まっていると言われる。網羅性と実践性のバランスが絶妙で、合格者も多く推している。

正直なところ、自分も早く手をつけたい。あの本をパラパラと眺めるだけで「これを完璧にすれば受かるのではないか」という安心感に包まれる。
特に今は、まだVマジックの第1回分しか終わっていない段階なので、比較的余裕がある。「早めにブレークスルーを併用して、知識の定着を強化しておくのもありでは?」という気持ちが頭をもたげてくる。

だが冷静に考えれば、これは“序盤の罠”かもしれない。
今はまだ民法の1回分しかないから軽く感じるが、配信が進めば進むほどVマジックの消化量は増えていく。そこにブレークスルーを重ねてしまえば、あっという間に「消化不良」に陥る可能性が高い。
教材が多ければ多いほど、安心感は得られるが、同時に「全部終わらせなきゃ」という焦りも強まる。その結果、どちらも中途半端になりかねない。

「今の時点でブレークスルーに手をつけるのは、短距離走のスタート直後に全力疾走してしまうようなものでは?」と自問する。まだマラソンは始まったばかりだ。


候補2:自分だけのVマジックまとめノートを作る

一方、もう一つの選択肢がある。それが「自分だけのVマジックまとめノート」を作ることだ。
この案の魅力は、「Vマジックに完全にフォーカスできる」という点にある。教材を増やさず、まずは今の柱を太く育てる。これはシンプルだが堅実な方法だ。

司法書士試験の範囲は膨大だが、すべてを完璧に覚えるのは現実的ではない。大事なのは「自分にとって必要な情報をどう整理し、どう記憶に残すか」だと思う。
市販の教材は万人向けに作られているが、「自分にとってどこが弱点で、どこを強化すべきか」は人それぞれ違う。だからこそ、自分だけのまとめノートを作る意味が出てくる。

例えば、講義を視聴する前にテキストをざっと読み、講義を受けて理解を深め、演習で手を動かし、最後に自分の言葉で要点をノートにまとめる。
そうすれば、学習の流れが一つのサイクルとして回り、記憶の定着も格段に良くなるはずだ。


ケータイ司法書士との兼ね合い

さらに9月中旬には「ケータイ司法書士」の最新版が発売される予定だ。これは短期記憶用の携帯本で、直前期に特に威力を発揮する。
だが、あれはやはり“既成品”。載っている内容は人によって「覚えたい」「別にいらない」と感じる部分が異なるだろう。

その点、自分で作るVマジックノートは、完全に自分仕様にカスタマイズできる。
「ここはどうしても覚えておきたい」という部分を強調できるし、逆に「ここは今は後回しでいい」と割り切ることもできる。
まさに「自分専用ケータイ司法書士」を作っていくイメージだ。


明日をどう使うか

明日は久しぶりに丸一日空いている。
候補1の「ブレークスルー」に手を出すのも魅力的だが、やはり今は焦らず候補2の「Vマジックまとめノート作り」に取り組む方がよさそうだ。

受験勉強では「何をやるか」以上に「何をやらないか」を決める勇気が問われる。教材を増やすのは簡単だが、増やした分だけ負担も増える。今の自分に必要なのは、まず一つの教材を信じ切ること。その上で、知識を自分仕様に落とし込んでいくことだと思う。

明日は朝から机に向かい、Vマジック第1回分を徹底的にまとめ、ノートという形に残す。それが今後の自分を支える財産になるはずだ。
そして、そのノートを繰り返し見直すことで、知識は確実に血肉となっていく。


結論

「焦ってブレークスルーに手を出すより、まずはVマジックに専念する」
これが明日の過ごし方の結論だ。

司法書士試験は長丁場。大事なのは、無理なく続けられる学習の仕組みを作ることだ。明日のノート作りは、その第一歩になるだろう。
バイトで勉強できなかった今日を悔やむのではなく、明日をどう生かすか。そう考えるだけで、気持ちが少し前向きになる。

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