多数当事者の債権債務関係、やっぱりごっちゃになってる・・・

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多数当事者の債権債務関係、不可分債権、不可分債務、連帯債権、連帯債務を、それぞれ、弁済、相殺、請求、更改、免除、混同について、絶対効か相対効か、お馴染みの分類を見直したけれど、う〜ん、やっぱり覚えられない。

ごっちゃになってしまう。

まず、いつも弁済は絶対効で、相殺も債権で弁済しているようなものだから、弁済=相殺と考えると・・・

不可分債権不可分債務連帯債権連帯債務
弁済・相殺絶対効絶対効絶対効絶対効
請求
更改
免除
混同

だよな。

それで、連帯債権は全部絶対効と。

不可分債権不可分債務連帯債権連帯債務
弁済・相殺絶対効絶対効絶対効絶対効
請求絶対効
更改絶対効
免除絶対効
混同絶対効

もちろん、ここで、弁済、相殺、請求、更改、免除、混同を全部列挙しないといけないけど。

まぁ一番下には混同を置いて、不可分だと絶対効はあり得ないということで先に埋めるとして。

不可分債権不可分債務連帯債権連帯債務
弁済・相殺絶対効絶対効絶対効絶対効
請求絶対効
更改絶対効
免除絶対効
混同相対効相対効絶対効絶対効

あと、更改と免除は、連帯債権の絶対効において、部分的ということ。

つまり、三人の債権者が一人の債務者に300万貸してるとき、一人が免除してあげると、その一人分の持分を除いた200万を残りの二人がそれぞれ貸していることになると。

不可分債権不可分債務連帯債権連帯債務
弁済・相殺絶対効絶対効絶対効絶対効
請求絶対効
更改絶対効(部分)
免除絶対効(部分)
混同相対効相対効絶対効絶対効

更改はなんとなく絶対効の解釈が難しくて、わかりやすいのは、不可分債権の更改。

元々、自動車引渡し債権だったのに、一人の債権者が、「お米でもいいよ」と更改されたら、他の二人にももし絶対効があると、自動車がもらえなくなる。

「車欲しかったのに」とならないように、相対効になると。

更改は、不可分債権だけ相対効、これだけ覚えて、それ以外は普通に絶対効とする。

不可分債権不可分債務連帯債権連帯債務
弁済・相殺絶対効絶対効絶対効絶対効
請求絶対効
更改相対効絶対効絶対効(部分)絶対効
免除絶対効(部分)
混同相対効相対効絶対効絶対効

表全体としては、まずは連帯債権と連帯債務の絶対効を埋めて、それ以外は、「不可分」だとおかしくなるところを相対効にする。

連帯債務の請求は、もしある一人の債務者が請求を受けたとして、他の債務者がそのことを知らないと、知らないうちに履行遅滞になってしまってたという不具合が生じるから。

だから、連帯債務の請求は相対効。

連帯債務の免除は、別に一人の債務者を免除しても、他の債務者に請求できるし、債務者側からも、たとえ免除されても、他の債務者から求償受けるし、いずれにしても免除にさほどの効果はないということで「相対効」。

不可分債権不可分債務連帯債権連帯債務
弁済・相殺絶対効絶対効絶対効絶対効
請求絶対効相対効
更改相対効絶対効絶対効(部分)絶対効
免除絶対効(部分)相対効
混同相対効相対効絶対効絶対効

これで連帯債務、連帯債権が埋まったので、あとは、免除については不可分は全部相対効ということ。請求については「不可分」の影響はないので、そのまま連帯の方をコピペするとして・・・

不可分債権不可分債務連帯債権連帯債務
弁済・相殺絶対効絶対効絶対効絶対効
請求絶対効相対効絶対効相対効
更改相対効絶対効絶対効(部分)絶対効
免除相対効相対効絶対効(部分)相対効
混同相対効相対効絶対効絶対効

埋まった!!!

でもなぁ、これを毎回やるかなぁ。

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